マレーシアで開かれていたASEAN=東南アジア諸国連合の首脳会議の議長声明が発表され、中国が南シナ海で複数の浅瀬を埋め立てている問題について「深刻な懸念」を表明し、領有権を巡る争いを防ぐための法的な拘束力をもつルールの策定を急ぐことになりました。
ASEANの首脳会議は、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、複数の浅瀬を埋め立てている問題などについて議論し、28日議長声明が発表されました。声明では「南シナ海で埋め立てが行われていることに深刻な懸念を共有する。埋め立ては、南シナ海の平和や安定を損なうおそれがある」とし、こうした懸念を中国を含む各国に伝えるとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150428/k10010064111000.html