福井財務事務所が22日発表した県内経済概況(1〜4月)は、主要項目の個人消費と生産、雇用の上方修正に伴い、景気判断は「緩やかに回復している」とし、約7年ぶりの高水準となった。企業の業績回復基調や個人所得の改善を背景に、同事務所と北陸財務局は先行きについて設備投資の増加、さらなる消費拡大による経済の好循環へ期待感を示した。
項目別では、個人消費は「基調としては回復しつつある」とし、5期ぶりに上方修正した。大型小売店販売は飲食料品が増加し、高価格帯の商品に動きがある。ヒアリングでは「客単価が上昇し、富裕層の購買意欲が高まっている」との声が聞かれた。
新規出店に伴って品ぞろえの拡充を図るドラッグストアのほか、ホームセンターや家電量販店の販売も堅調。同事務所の乙津宏所長は「消費者のマインドは改善している」と説明した。
観光では北陸新幹線金沢開業に伴い、金沢から大本山永平寺や一乗谷朝倉氏遺跡への観光バスが顕著に増加しているという。同事務所は新幹線開業による交流人口増加の波及効果にも期待感を示した。
北陸財務局のリポート報告書「北陸新幹線の波及」でも金沢開業の県内への影響について取り上げ た。大本山永平寺の3月の参拝客らの人数が前年比16・6%増と伸びたと説明。このほか、県内の飲食業者が金沢駅前に料亭を開店させた例なども挙げた。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/economics/69440.html