環太平洋連携協定(TPP)交渉をめぐり、甘利明TPP 担当相とフロマン米通商代表部(USTR)代表による閣僚 協議が19日、東京都内で始まった。同日はこれまでの実務 者協議の成果を確認。
20日の協議で、懸案の米国産のコメ の輸入拡大と日本製の自動車・部品の関税の扱いについて集 中的に議論する。28日の日米首脳会談を前に、閣僚レベル で課題解決へどこまで歩み寄りを図れるかが焦点となる。
甘利、フロマン両氏の直接協議は昨年10月のオーストラ リア・シドニーでの会談以来、約半年ぶり。 甘利担当相は約1時間半に及んだ19日夜の協議終了後、 記者団に「事務レベル協議の前進を確認した。残されている 課題を整理し、協議を進める道筋を付けた」と説明。併せて「完全決着するというところまではなかなか時間的に難し い」と慎重な見通しを改めて示した。フロマン代表は「有意義な議論ができた」と語った。
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ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2015041900238