世界最大の鳥肉生産国である米国で高病原 性鳥インフルエンザが急拡大している。米国でよく食べられ る七面鳥の主産地の中西部で猛威を振るい、深刻な影響が出 ているほか、ニワトリにも感染が広がり始めた。米政府は封 じ込めに必死だが、収束の兆しは見えず、日本など輸入国は 禁輸措置を強化している。 米農務省は17日、ミネソタなど中西部3州の六つの七面 鳥農場で鳥インフルエンザが新たに確認されたと発表した。 米国では2014年12月に初めて感染が報告されて以降、 被害は13州に拡大。米メディアによると、殺処分を含め約240万羽が死んだとされる。 感染例のほとんどは七面鳥だが、今月11日には大規模養鶏場でも確認。ニワトリの大産 地の南東部にはまだ広がっていないものの、「野鳥が南下する秋にウイルスがまき散らされ る可能性がある」(米メディア)とされ、関係者は神経をとがらせている。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015041800183