菅義偉官房長官と翁長雄志沖縄県知事の5日の会談要旨は次の通り。
菅氏:政府としては沖縄県に米軍基地が集中し、県民に大きな負担をお願いしていることについては重く受け止めている。
安倍政権として負担軽減のためにやれることは全てやる。
最重要は普天間飛行場の危険除去だ。固定化はあってはならない。
日米同盟の抑止力維持と危険除去を考えたとき、辺野古移設は唯一の解決策だ。辺野古移設を断念することは、普天間の固定化につながる。
関係法令に基づき、環境や住民の生活に配慮しながら工事を粛々と進めているところだ。
埋め立て工事はぜひ進めさせていただきたい。
沖縄振興策だが、沖縄は東アジアの中心部に位置し、着実に経済発展すると思っている。
沖縄県としっかり連携しながら進めていきたい。
翁長氏:沖縄県に多くの米軍施設を負担させておいて、日本の国を守るといっても、よその国から見るとその覚悟のほどがどうだろうか(と疑問を持たれる)と思う。
今日まで沖縄県が自ら基地を提供したことはないと強調しておきたい。全て強制接収されたわけだ。
今や世界一、普天間は危険だから大変だという話になって、その危険除去のために沖縄県で負担しろという話をされること自体が日本政治の堕落ではないか。
官房長官は「粛々」という言葉をよく使われる。
上から目線の「粛々」という言葉を使えば使うほど、県民の怒りは増幅する。
私は辺野古の新基地は絶対建設できないという確信を持っている。不可能だろう。
(県知事選などで)辺野古基地反対という県民の圧倒的な考えが示された。
安倍首相にもお話しする機会があると大変ありがたい。
以下ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015040500097