福岡市は1日、高濃度の微小粒子状物質(PM2・5)が観測された3月22日の大気を分析した結果、硫酸イオンの濃度が高かったと発表した。
石炭を燃やすなどした際に発生する硫酸イオンは、中国など大陸からの越境汚染の影響を受けると高濃度になるとされており、市は「大陸から黄砂と共に汚染物質が運ばれてきたことを示している」と分析している。
九州・山口では3月22日、各地でPM2・5の1時間濃度が大気1立方メートル当たり100マイクロ・グラムを超え、黄砂も観測された。
山口、福岡、佐賀、長崎の4県が外出や屋外での運動を控えるよう呼びかける注意喚起情報を出した。
福岡市は同日の市内の大気を採取し、成分を分析。
気象庁の観測データも参考にし、「砂漠地の黄砂や沿岸の都市部の汚染物質が高気圧とともに移動してきたと考えられる」と結論付けた。
以下ソース
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=116842