B型肝炎と言うと、昭和の時代に予防接種の注射針が原因で感染したとか
母子感染が怖いというイメージの強い病気ですね。
でも、実際には性行為や、その関連行為でも感染する可能性のある病気なのです。
むしろ大人になってからの感染は、性行為に起因するものが一番多いのかもしれません。
そうした大人になってからの感染は、まれにではありますが
発症から間もなくという短期間で命を落とす危険もあり、非常に注意を要する性感染症なのです。
海外での感染
もう10年近く前になりますが、当時の私の上司…直接の上司ではなく勤務先の子会社で
中国にあった現地法人の社長のお話をしましょう。
ちょうど私が中国へ出張した折に、その社長さんが体調を崩されて入院されたと伺いました。
聞けばどうやら肝臓の調子が悪いのだとか。
最初は、お付き合いで飲まれる中国の強烈なお酒が原因なのかなとも思いました。
中国で乾杯に一気飲みする中国焼酎は、52度から60度もある火を噴きそうなお酒なんです。
私は出張中、一度お見舞いに行きましたが、思ったよりお元気そうだったのに
急いで日本で治療した方が良いという事で、既に帰国準備を整えておられる最中でした。
そして社長さんは数日後に帰国の途に付かれ、私はその一週間ほど後に帰国したのです。
帰国してすぐに、直接の上司から喪服の準備と、告別式への出席を命じられました。