イリナキウサギの探索は、世界でいちばん長いかくれんぼの1つかもしれない。
中国北西部、キルギスとの国境に近い天山山脈に生息するイリナキウサギ(学名:Ochotonailiensis)は
20年以上にわたって専門家の目を逃れてきた。
山地に暮らす小型の哺乳類で、テディベアのような顔をしている。
1983年に偶然発見されてから30年以上たつが
ぬいぐるみのようなこのモフモフの動物の目撃例は非常に少ない。
実際、生きて活動しているところを確認された個体はわずか29匹にとどまり、生態や行動もほとんど分かっていない。
しかし2014年の夏、その姿が再び目撃された。
イリナキウサギと再び出会えたのは、新疆生態・地理研究所
(XinjiangInstituteforEcologyandGeography)所属の研究者で
イリナキウサギの最初の発見者でもあるリー・ウェイドン氏だ。
今回、リー氏はイリナキウサギを探そうと、有志のグループを結成して天山山脈に入った。
ある日の昼ごろ、メンバーがカメラトラップを設置していると、お目当ての動物が現れた。
好奇心旺盛なイリナキウサギが1匹、岩壁の隙間からひょっこりと顔を出していたのだ。
リー氏はすぐに何枚か写真を撮った。そのうちの1枚が上掲の写真だ。
中国でリー氏らと活動しているナチュラリストのシン・タツヤ氏は
「岩陰に何かがいるのが見えました。それがイリナキウサギだと分かると
みんなすごく興奮しました」と振り返る。
生息地は高山
高い山々が連なる新疆ウイグル自治区にリー氏が派遣されたのは1983年。
中国政府の指示で、自然資源や伝染病の状態を調べるのが目的だった。
ジリマラレ山(JilimalaleMountain)周辺の谷をリー氏が実地調査していたとき
灰色の小さな頭が岩の割れ目から出ているのが目に入った。慎重に近づき、全身の観察に成功した。
画像等
http://i.imgur.com/F7Tj4rm.jpg
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032300010/