逆張りの値下げ戦略
目下、外食業界では「安ければよい」ではなく
「高くてもいいモノを食べたい」という傾向に消費者のニーズがシフトしている。
たとえば、すかいらーくが展開するファミレス「ガスト」では昨年
1000円を超える季節メニューを中心に付加価値の高い商品の販売が伸び、既存店売上高は前年比1.7%増となった。
ワタミが展開する業態の中でも、炉端焼きやカジュアルレストランなど客単価が和民より高い業態は
既存店売上高が前年同月比を上回って推移している。
いわば、今、値下げに踏み切るのは業界のトレンドに逆らう策なのだ。
にもかかわらず、ワタミが今回、あえて逆張りの戦略に出るのはなぜなのか。
「昨年は商品の質を向上させ、単価を引き上げたが
和民という業態に対して『安い』というイメージが消費者に根強くあった。
その結果、お客様が求めるものとの間に乖離が生じてしまった」(清水社長)
実は、和民は昨年4月に平均皿単価を15%値上げしている。
ところが、同年4~12月の既存店客数は前年同期比約6%減という結果になった。
今年に入ってからも同様の傾向が続いている。
2月は前年に大雪が降った反動で既存店客数が前年同月比でプラスになった外食企業が多い中
ワタミの国内外食事業は同1.7%減となった。
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以下ソース
http://toyokeizai.net/articles/-/64070