米AdobeSystemsが2011年のパッチで対処したはずのFlexSDKコンパイラの脆弱性が
実は完全には修正されておらず、最新版のWebブラウザやFlashプラグインが
この脆弱性の影響を受けることが分かったという。
セキュリティ研究者が3月19日に情報を公開して大手Webサイトなどに対応を促した。
MindedSecurityとNibbleSecurityの研究者によると
この脆弱性はAdobeFlexSDK3.x~4.5.1でコンパイルされたSWFファイルにおいて
リソースモジュールのセキュリティドメインが適切に検証されない問題に起因する。
脆弱性のあるSWFファイルをホスティングしていれば
最新のパッチを適用したWebブラウザやプラグインであっても、同一生成元ポリシーを間接的に回避され
攻撃者にユーザーのデータを盗まれたり、ユーザーになり代わって動作を実行されたりする恐れがあるという。
研究者が調べた結果、Alexaの上位10サイトにランクされている3サイトを含め
膨大な数のWebサイトにこの脆弱性が存在することが分かったとしている。
対策として、脆弱性のあるバージョンのAdobeFlexSDKでコンパイルされたFlexSWFファイルは
最新版のApacheFlexSDKを使ってリコンパイルするか
Adobeの公式ツールを使ってパッチを適用する必要がある。
既に使われていない場合は削除するよう勧告している。
以下ソース
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1503/24/news042.html