政務活動費を巡る「号泣会見」で世間の注目を浴びた元兵庫県議・野々村竜太郎氏に対して
フジテレビの番組が「アポなし取材」を試みた。
野々村氏は会見後、メディアの前に一切姿を見せず
政務活動費の不適切な報告について詳しい説明をしていない。
ただ、約束なしに同氏を直撃して追い回すような強引さに、インターネット上では「やり過ぎ」との批判も出た。
番組側は、アポイントなしの取材を試みる
「助けて。マスコミ、カメラ、テレビ局が来てる。助けて」
絶叫気味に集合住宅内の通路を走り、階段を駆け下りるひとりの男性。黒の帽子とコートに身を包み
帽子に隠れていない後頭部の一部を見る限り、髪はそり上げているようだ。
これが、号泣会見から232日ぶりにカメラがとらえた野々村氏の姿だった。
映像は、2015年3月22日放送の「MR.サンデー」(フジテレビ系)で流れた。
記者は野々村氏を追いながら「どうして会見で嘘をつかれたんですか」
「ちょっと話をきかせてください」と声をかけるが、野々村氏は一切応じず
ときどき走っている足を急にとめて記者に「体当たり」するようにぶつかったり
カメラに対して手で払うしぐさをしたりする。記者と接触すると今度は「痛い、痛い」を連呼。
さらに携帯電話で誰かを呼び出すそぶりを見せ、それでも小走りをやめようとしない。