PHVとレンジエクステンダー
日本で盛んとなりそうなのは、家庭で充電可能なプラグインハイブリッド(PHV)だ。
ハイブリッド車のバッテリーを大容量化し、予め家庭でフル充電しておくことで
ある程度の距離をEVモードで走行が可能。その間はエンジンを起動しないので排出ガスゼロとなる仕組み。
トヨタはプリウスをベースとしてPHV化したプリウスPHV、三菱ではアウトランダーPHEVを販売。
近場の買いものや通勤といった使用用途ではガソリンを消費しないのも特徴だ。
BMW i3はEVであるが、レンジエクステンダーと呼ばれるエンジン発電機を装備可能で
200kmの航続距離を延長することができる。PHVとレンジエクステンダーの違いは
PHVがエンジンを駆動力にも使うのに対し、レンジエクステンダーは発電専用となりタイヤを駆動することがない点だ。
いずれにせよ、重要なのは充電した電気でどれだけ走れるか、いかに排出ガスをゼロにするかである。
PHV・EVが次世代の本命?
排出ガスゼロといえば、トヨタMIRAIにある燃料電池自動車(FCV)も見逃せない。
ただ、これはつい先日発売されたばかりで
燃料となる水素を充填できる水素ステーションの整備もまだこれからである。
発売するメーカーとしてもすぐにFCVが普及するとは思っておらず、5年、10年先の時代を見据えてのことだという。
そうなると、家庭でも充電可能で、充電スポットの整備が進んでいるEVやPHVが当面は優勢になるだろう。
航続距離の短さなど短所ばかりクローズアップされがちなEVだが
アップルが満を持してEVに参入するプロジェクトを進めており、EVにイノベーションが起きる可能性は高い。
今すぐにPHV・EVに飛びつく必要はないが、次にクルマを買い換えるときには
EV・PHVを候補にすることをもはや当然として、今から注目していたい。
以下ソース
http://nge.jp/2015/03/23/post-99493