アステラス製薬は30日、スギ花粉症の治療ワクチンの国内開発を始めると発表した。
ワクチンを接種することで体内の免疫を整え
「花粉症のアレルギー症状を長期間改善するワクチンを目指す」(アステラス)という。
ワクチンは米製薬ベンチャーから導入。近く国内で臨床試験(治験)を開始する予定だ。
ワクチンは米イミュノミックセラピューティクス社から導入する。
アステラスは一時金として1500万ドル(約18億円)を支払い国内での開発、販売権を得る。
開発の進捗に応じ、最大で5500万ドル(約65億円)を別途支払う可能性がある。
治療ワクチンは数回接種する。花粉症の症状を引き起こすアレルギー成分を体内に取り込むことで
免疫バランスを調節。スギ花粉が体内に入ってきても、過剰に反応しないようにする。
スギ花粉症の治療薬では鳥居薬品が昨年秋、医療用飲み薬「シダトレン」を発売している。
ただ毎日1回、数年間飲み続ける必要がある。
以下ソース
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ30HO3_Q5A130C1TJ2000/