準惑星ケレスの最新画像から、謎の明るい点の正体について、水が凍った氷とみられること
水蒸気のプルームを噴き出した可能性があることが示唆された。
この星が、「死の星」とはほど遠い存在であった可能性がある。
画像は、現在この星に接近しているNASAの探査機ドーンが撮影したもので
米国テキサス州で開催されている月惑星科学会議で報告された。
「ケレスの地中の状況について手がかりを与えてくれるエキサイティングな発見」と科学者は言う。
ケレスの1日を通して、この明るい点の見え方は変化する。
「日中は明るくなりますが、夕暮れになるとずっと暗くなり、最後には完全に消えます」
とドイツのマックス・プランク太陽系研究所のアンドレアス・ナテュース氏は言う。
この明るい点は最初、ハッブル宇宙望遠鏡でかすかに観測され、探査機ドーンでも観測されていた。
氷の水が含まれているのではと予想されてはいたが、これまでの画像ではよくわかっていなかった。
最新の画像では、実際の氷であろうことが示唆されている。
また、別の角度から撮影された画像などから
「Feature 5」と呼ばれているこの明るい点は、物質が噴き出したプルームと関連しそうだということもわかった。
Feature 5は幅80キロメートルのクレーターの底に位置しているが
クレーターの縁辺部によってカメラの視界が遮られたタイミングでも、Feature 5は明るく見えているのだ。
「現時点では、何らかのガスの放出であると私たちは考えています。
確認するにはより高い解像度のデータが必要です」とナテュース氏は語る。
画像等
http://i.imgur.com/bb4frlC.jpg
以下ソース
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/031800003/