新しく発表されたPew Researchのレポートでは、新興国において
インターネットがもたらす影響を調査している。
人々が「インターネット」についてどのように考えているかに力点をおいている。
昨今、新興国にもインターネットに繋がる環境を構築しようと
FacebookやGoogleなどはかなりの投資を行なっている。
たとえばFacebookは特定地域に無料のモバイルインターネットを提供しようとする
Internet.orgなるプロジェクトを運営している。
Googleの方も気球や高高度を飛ぶドローンなどを通じたアクセス手段を提供しようとしている。
こうした動きは加速していると言って良いだろうが、しかしインターネットに接続できるようになることが
途上国の人たちの役に立っているのか、あるいは喜ばれているのかどうかについては
まだ十分な調査が為されていないともいえそうだ。
TechCrunchなどのテック系メディアでは、インターネットの存在自体や
あるいはインターネットに接続できるようになるということについては肯定的な評価をすることが多いだろう。
しかし、世界中の人がネットに繋がるようになることについて
肯定的な面にばかり目を向けているということはないだろうか。