「初日だけれど車内はガラガラ」「開業直後とは思えないほどすいてる」――。開業したばかりの北陸新幹線だが、空席が目立つ車内写真が相次いでツイッターに投稿された。
一方、管轄するJR東・西は両社とも乗客数が大幅に伸びたとデータを発表し
「好評だった」と振り返る。いったいどうしてだろうか。
「今3人席を1人で座ってる笑」
東京から金沢を直通する北陸新幹線は
長野新幹線を金沢まで延伸する形で2015年3月14日、開業した。
上越妙高を境界に、高崎までをJR東が、金沢までをJR西が管轄する。
開業前後は新聞やテレビなどが大きく取り上げ、北陸3県のにぎわいを伝えていた。
しかしツイッターを見ると、空席ばかりの車内写真を多くの人が投稿している。
「意外にガラガラ、空いてます」
「今3人席を1人で座ってる笑」
と、メディアの盛り上がりとは裏腹な実態が浮き彫りになった。
ちょうど講演会で北陸を訪れた前宮崎県知事の東国原英夫さんも、
「僕が見る限りガラガラ。ちょっとびっくり!多くの人々はどうやら見物客らしい」
と報告。乗車したグリーン車には秘書とほか1人がいただけだったという。
あまりの空席は話題を集め、ツイッターで「北陸新幹線」を検索すると
「ガラガラ」「空席」が予測ワードに出てきてしまうほどだ。