国境に近い一部地域では、リビアとの間の密輸が唯一の収入源となっていることから
国境の封鎖は事実上不可能だ。「チュニジアン・オブザーバトリー・オブ・グローバル・セキュリティー
(TunisianObservatoryofGlobalSecurity)」のジャミル・サヤフ(JamilSayah)代表は
「地理的に近いことがリスクを高めているのは明らかだ」と指摘。
周辺地域の全ての国に「国境周辺でのIS掃討に向けた共通の戦略」が必要だと話している。
チュニジアはIS参加者の数が最も多い国とされており、2000~3000人の若者が
シリアとイラクでの戦闘に参加するために出国したとみられている。
チュニジア当局はさらに9000人の出国を阻止したと明らかにしているが
既に帰国したとみられる500人前後の監視に苦慮している。
チュニジア人アナリストのサラヘディン・ジョルシ(SlaheddineJourchi)氏は
国内の過激派組織が一つの戦略として、若者をシリアへ送り
チュニジア国内での戦闘に備え訓練を受けさせていると指摘している。
(c)AFP/MichelMOUTOT
以下ソース
http://www.afpbb.com/articles/-/3042961