野生化を防ぐための4つの文化装置
では人類は、どう対応したか。私の仮説では、4つの文化装置を考え出したのだと思います。
1つは、スポーツです。スポーツは本質的には人間の野生化を食い止めるための遊びの文化装置です。
2番目が軍隊です。よく軍隊は、戦争するためのものと言いますが異常なるもの
危険なるものを限定的なものにし、コントロールする働きがある。
3番目が宗教です。先ほどのイギリスのパブリックスクールでも
日本の江戸時代の藩校にしても宗教的な施設から発展してきている。
もちろん宗教は十字軍戦争であるとか、日本の一向一揆のように、戦争の発端ともなるわけですが
軍隊と同じように、人間の野生化をコントロールする性格を持っていた。
そして4つ目が学校です。
いちばん大事なのは、学校です。
学校は、スポーツ、軍隊的な世界、それから宗教的な世界を包含するような形での大きなシステム、文化装置です。
大学から幼稚園までと考えると、そういうことになります。
そういう観点から、人間の野生化を食い止めるという問題意識から
教育全体の問題を考える必要があると思います。
いじめ事件や猟奇事件などが発生すると、世論が一時的に盛り上がりますが、のど元過ぎれば忘れる。
一時的な手当てに終わってしまう。
一向に教育全体の問題を考えるという動きにならないというのが、残念でなりません。
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://toyokeizai.net/articles/-/62689?page=2