ただ相場弱気派が過小評価しているかもしれないのは
イランが世界のエネルギー市場への復帰に向けて
どれだけの外交的ハードルを超えなければならないかという点だ。
ペルシャ湾岸に駐在するある西側外交筋は
いきなり原油輸出が全開になると期待してはいけない、とくぎを刺した。
その上で、イランの石油取引に絡む非常に多くの側面が制裁対象となっているので
まずは金融制裁を解除する方がずっと容易だとの見方を示した。
確かに核問題協議がまとまれば、イラン産原油の一部は素早く市場に戻ってくる可能性はある。
ロイターが業界データを分析したところでは
イランは洋上にある貯蔵施設に最大で1200万バレルを保有し
インドや韓国への輸出目的で中国の貯蔵施設も借りている。
一部エネルギー専門家の試算では、イランは制裁解除から半年以内に輸出量を
日量50万─80万バレル引き上げられる。もっとも輸出量は徐々に拡大していくことになりそうだ。
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以下ソース
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0ME0AP20150318