[メルボルン 16日 ロイター] - オーストラリア政府は
同国北東部沖にある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフの保護を強化するため
グレートバリアリーフ海洋公園内における浚渫(しゅんせつ)土砂の
投棄を禁止する計画の詳細を発表した。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「危機遺産リスト」に加えられる事態を防ぐ狙いがある。
グレートバリアリーフでは、サンゴ礁が大きな被害を受け
ジュゴンやウミガメなどの生物種が危機にさらされているとされ
ユネスコの世界遺産委員会は危機遺産に加えるかどうかを6月に決定する。
グレートバリアリーフをめぐっては
インドの2つのコングロマリット(企業連合)による
新石炭鉱山計画や運搬用の港湾拡大を中止させようと、環境保護団体が活動を続けている。
クイーンズランド州資源当局は、投棄禁止で港湾の拡大が阻害されると不満を表明した。
以下ソース
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0MD0S620150317