近頃の、レーダー探知機の機能の充実振りには目を見張るものがある。
かつて走行中に速度取締機を探知し、安全運転を促すための機器として誕生した“レー探”。
しかし、今では大手3社を中心にシェア獲得競争が激化した結果
各社が独自性を打ち出すべく、新たな付加価値を持たせた製品が増えている。
『OBD』端子の活用で車両情報を表示
主流となっているのは、近年のほとんどのクルマに装備されている
OBD端子から車両情報を取出して多彩な情報を表示可能にした製品。
OBDとは、On-Board Diagnosticsの略で、車載式故障診断システムを指す。
故障等で車両を整備工場に入庫すると
このOBDに診断機器を接続して不具合情報を読み出すことにより
故障箇所を特定することができる。
もちろん、国内市場の4割を占めるまでになった軽自動車にも標準装備されており
故障時に使用するだけでは勿体ないということで活用が進むようになった。
専用アダプターでOBD端子に接続するだけで電源を確保できると共に
軽自動車などで非装備のケースが多いタコメーターやエンジン水温計などを
レー探の画面上に表示することができる。