現在、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は近日点に接近中。
太陽に近づけばそれだけ日差しの強さや周囲温度が Philae の再起動条件に近づきます。
Philae が起動するのに必要な電力量は19W、機体中心温度は-45℃以上です。
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を周回しながら探査を継続している Rosetta は
日本時間3月12日から20日にかけて実施中の接近探査で Philae との通信をオンにし
信号の受信を試みています。
もし Philae が再起動を果たし通信可能な状態になれば
やり残した本格的な彗星表面の探査も再開できるかもしれません。
なお、ESAは「もし20日までに Philae からの信号を受信できなくても
次回の接近探査でふたたび通信を試みる」としています。
画像等
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動画
https://www.youtube.com/watch?v=33zw4yYNGAs