手と脳が連携しながら新たな知識を構築していく
「コンストラクショニズム」とは、手と脳が連携を取り
相互の信号をやりとりしながら新しく知識を構築していくという理論だ。
まず、テーマを思い浮かべながら、無限の組み合わせをもつレゴブロックを使って作品を作る。
テーマは「具象物を作る」わけでもなく、ブロック自体は「無機質」で意味を持たない。
作成者が自分なりに意味を持たせたり、感覚的にブロックを組み合わせたりして作品が生まれる。
出来上がった作品には、その人の心の奥に隠れた「内観」が反映され
メタファー(=暗喩)として可視化されたものとなる。
それから、作品について自ら説明するというプロセスを経ることで、内観に結びつくというわけだ。
「手と脳」については、古くから多くの哲学者や脳科学者がその密接な関係性を示唆している。
18世紀ドイツの哲学者エマヌエル・カントは、「手は外部の脳である」と語ったと伝えられている。
日本の脳科学者・茂木健一郎氏は
「手はある意味で私たちの脳内にある概念と現実世界とをつなぐメディア」
と述べている(2007年第1回物学研究会)。
つまり、手を動かして作られたものは
その人の神経細胞がつくるシナプスの組み合わせによる概念を具象化しているのだ。
それはブロックも例外ではない。
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://healthpress.jp/2015/03/post-1644.html