AppleはiOS 8.3のベータ版を公開し
そこには「メッセージ」をデジタルコミュニケーションの
新たなハブにしようという目論みが見られる。
単純なSMSメッセージ用ツールとしてスタートしたアプリが
今やiMessage、グループチャット、マルチメディア通信等を扱うようになり
ついに最新iOS 8.3ベータでは、高度なフィルター機能がリストに加わるようだ
(via 9to5Mac)。
設定メニューのメッセージ設定には、メッセージを知り合いと
それ以外の2通りに分けるオプションがある。
これはスパムをメインのフィードから除外する最高の方法であり
かつ何か重要なものを見落とした時には、その他グループを簡単に探せる。
さらに、未知の発信元から来たメッセージにスパム印を付ける新機能もある。
恐らくこれは、特にひどいスパムが受信箱に一切入らないようにするものと思われる。
いずれもiPhone、iPadのメッセージアプリのUI全体から見れば、わずかな変更だが
UXには大きな違いを生む可能性がある。
AppleはiOS 8でメッセージに多くの機能を追加し
例えばiPhone 6 Plusでは横位置モードが使えるようにするなど
生産性と効率を高めることに力を入れてきた。
そうすることでAppleは、このアプリで通常のメールやサードパーティー製メッセンジャーから
標準コミュニケーションハブの座を奪おうとしている。
ユーザーをメッセージに留めて他のチャンネルから引き離すことのメリットは大きい。
そこはiMessageへの入口であり、iMessageはAppleにとって、ユーザーにプラットフォームとしてのiOS
そしてエコシステムとしてのAppleに投資を続けさせるための重要な「外堀」だ。
今後もアップデートは続くだろうが、これはメッセージの振分けに関して重要な追加だ。
以下ソース
http://jp.techcrunch.com/2015/03/13/20150312apples-messaging-app-gets-some-filtration-muscle-in-new-ios-8-3-beta/