人間が毎日行うことで発電できたらどう思うだろうか?
しかも人体に影響がないならば、多くの人は喜ばしいこととして思うことだろう。
人間が毎日行うこと、それは排泄である。イギリスのUWEブリストル大学の研究チームは
人の“尿”でエネルギーを発生させる仕組みを開発したのだ。
尿に反応する微生物が発熱
なぜ電力が発生するのか。その仕組みは尿に反応する微生物が発熱するためである。
便器や配管の中に手のひらサイズの円柱型デバイス『PeePower』をいれることで
バクテリアが発熱、デバイスを経由して便器が発電機化する。
発電量は同社の過去の実験によれば、室内の照明がつくことや
2013年には携帯電話が使える程度の発電が確認されたそうだ。
既存の便器への取付費用は600ユーロとやや高めのコストが設定されているが
払えない金額ではないだろう。