高齢者の尊厳を重視する
ここまで高齢者向けに設計されているのは
創業者自身が80歳になる母親の世話を長い間行っていたからだ。
目の前にある課題をひとつひとつクリアしていくことによって
機能がはっきりと明確に打ち出されている。
この『Kanega Watch』が目標にすることは
そんな高齢者をサポートするだけでなく“自立”することを目指している。
時計の形にしたのも、高齢者への配慮を重んじた結果だ。
ごく自然に付けていることができるデザインにすることによって
彼らが必要以上のサポートを受けなくても良いように
そして彼らが冷たい目で見られることがないように考えられてのことだ。
様々なマーケティング手法で、大企業はターゲットとなる顧客をフォーカスする。
しかしこのプロジェクトのように、個人が自分の周りの人の幸福を願ってプロダクトを作ることが
SNSや3Dプリンターの登場によって実現できる時代になってきている。
日本においても、個人が主導するモノ作りの文化が発達することを期待したい。
画像等
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以下ソース
http://nge.jp/2015/03/13/post-98177