不良中国人集団「東北グループ」が跋扈しているといわれる“リアルチャイナタウン”池袋で
2006年4月、1人の中国人留学生が暴行の末に殺害されるという事件が発生した。
その後、パチンコのゴト師グループのメンバーとされる中国人4人が逮捕され
事件後出国した4人の中国人も国際手配されることに。
この事件の真相を、東北グループの一員が証言。
そこから、池袋の街に巣食う東北グループの実態が見えてきた。
発端はゴト利権を巡るトラブル
「あの頃、池袋では、中国東北部出身の漢民族グループと
同じ東北出身の朝鮮族のグループが熾烈な抗争を繰り広げていたんだ。
パチンコのゴト利権を巡るトラブルが事件の発端だったのはたしかだけど
それ以前から両者の間にはさまざまな火種があり、いつ破裂してもおかしくない状況だった。
起こるべくして起こった事件だと思う」
こう語るのは、東北グループの一員で、当時の事件をよく知る在日中国人のT氏である。
T氏の証言は非常に具体的なものだった。
「最初の被害者は、うちら東北グループの人間だったんだ。
街で朝鮮族の奴らと乱闘になり、1人が大怪我を負った。あの事件はその報復だったんだ。
乱闘で朝鮮族側の人間が1人、怪我をして病院に運ばれた。
うちらは、そこを急襲して拉致。池袋の息のかかった飲食店に引っ張っていった。
そこで数人がかりで拷問にかけ、放置しといたら死んじゃった。それが事件の顛末だよ」