デジタルデバイスが進歩し、我々の情報の取り扱いはインプットかアウトプットかに限らず
あらゆる場面でデジタルデバイスを活用している。
しかし、どうしても手書きのメモはなくなることはない。
手書きというアナログな手段は、直感的であり
曖昧なままでも表現することができ、なにより素早いからだろう。
そのため、いくつかのデジタル機器やアプリケーション、あるいはクラウドサービスなどは
手書きの書類を保存できる仕組みを提供してきた。
そこに新たに加わったのが『Rocketbook』だ。
クラウドに保存できるだけでなく、なんと書いた内容を電子レンジでチンすると
リセットできるというユニークな製品だ。
『Rocketbook』を簡単に紹介すると、特殊な機器を使用しなくても
手書きでメモしたノートの内容を、簡単にクラウドに蓄積するためのノートとペンのセットだ。
『Rocketbook』では専用のノートとペンを使うが、ノートの使い方は従来のノートと同じで
文字でもイラストでも自由に手書きで書き込んでいけば良い。
ただ、専用アプリを使うことで、『Rocketbook』に書き込まれた情報は
クラウドの様々なサービスに転送して蓄積することができる。
『Rocketbook』には、簡単にクラウドと同期させる仕掛けが施されている。
また、ユーザーが創造性を発揮させやすいように、ドット・グリッド・パターンが印刷されている。
そのため、テキストやスケッチ、デザインなどが書き込みやすく工夫されている。
また、『Rocketbook』の各ページの下部には、7つのアイコンが印字されている。
このアイコンをマーキングするだけで、そのページに書き込まれた情報を
希望するクラウドサービスに送信できるのだ。
例えば、『Dropbox』、『Evernote』、『Googleドキュメント』などである。