【ソウル時事】杉山晋輔外務審議官は11日、ソウルでの日中韓外務次官級協議に合わせ
韓国の李京秀外務次官補、中国の劉振民外務次官とそれぞれ約1時間協議した。
日本と中韓は歴史問題や領土をめぐる対立で依然関係が冷え込んでおり、改善の糸口を探った。
杉山氏は李氏との協議で、産経新聞前ソウル支局長が
朴槿恵大統領への名誉毀損(きそん)で在宅起訴され、出国を禁止されている問題で
人道的な配慮を要請。
一方、李氏は従軍慰安婦問題で日本の前向きな対応を改めて求めたとみられる。
一方、劉氏との協議では、昨年11月の日中首脳会談を踏まえ
さらなる関係改善に向けた対話の継続を提案。
これに対し、劉氏は安倍晋三首相が8月に発表する戦後70年談話を念頭に
歴史を直視するよう要求したとみられる。
21、22両日で調整中の日中韓外相会談に合わせて
日韓、日中の外相会談も行われる見通しで、議題の調整なども行われたもようだ。
(2015/03/11-17:38)
以下ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015031100484