②「壁ドン」
当初の「壁ドン」は、アパートやマンションなどで隣の部屋から騒音が聞こえたときに
隣の部屋とつながっている壁を叩き、暗に「うるさいぞ」と抗議することでした。
また、「イライラ発散としての壁ドン」という用法もあり、「壁殴り代行始めました」というAA(アスキアート)がつくられています。
現在一般的に使われている「壁ドン」は、女性が男性にされてドキドキするシチュエーションのこと。
「男性が女性を壁際まで追い詰め、壁を背にした女性の脇に手をつき『ドン』と音を発生させ
腕で覆われるように顔が接近する」ことを意味しています。
当初の意味とは全く関係ない意味ですが、それもそのはず。
というのも前者のネットスラング「壁ドン」がネットの外で使われて変化したのではなく
後者はネットの外で別に発生した言葉だから。
偶然にも「壁ドン」という言葉が被り、ネットスラングとしての「壁ドン」よりも
恋愛の「壁ドン」の方が有名になったことで、一部のネットユーザーが困惑することとなったのです。
ネット上には多くのネットスラングが存在していますが、それらが日常会話に出てくることは稀。
「壁ドン」は特殊な例ですが、「リア充」のように
もともとの意味を拡大解釈しやすいものがネットを超えて日常生活に現れ
使いやすい意味に定着していくのかもしれません。
以下ソース
http://sirabee.com/2015/03/10/21026/