いまやモバイル端末を使う人の多くが利用しているSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。
なかでもTwitterは、知らない相手と気軽につながれるオープンさが魅力だ。
その半面、攻撃的な発言が多かったり
笑えないほどネガティブなつぶやきを繰り返したりする人も散見される。
フォロワーの大半がリアルな知人ではない場合
日常生活で抑え込んでいる内面がTweetに出てしまいやすいのだろう。
ここで「自分もそんな傾向がある」と思い当たる人がいたら
健康に気をつけたほうがいいかもしれない。
というのは、ネガティブな感情が含まれているつぶやきは心疾患のリスク上昇に関係するという研究結果が
この1月に米国ペンシルバニア大学の研究チームによって発表されたからだ。
そして驚くべきことに、こうしたTweetは、肥満や喫煙などの因子よりも
高精度で心疾患のリスクを予測するのだという。
Twitterの罵詈雑言を地域ごとに分析
研究チームは2009〜2010年にかけて、Twitterから8億2600万件にのぼるTweetのデータを取得。
さらに、位置情報を利用して、約1300郡から投稿されたTweet約1億4600万件を抽出した
(5万件に満たない郡は調査から除外)。
次にチームは、感情表現に関する特定のフレーズがTweetされる頻度により
各郡の「健康レベル」を評価した。
健康や仕事、魅力などに関するネガティブな表現や、「嫌い」「クソ」などの
のしり言葉の多用がみられる郡には「高リスク」の評価が与えられ
反対に「チャンス」「克服」「週末」などの単語が使われていると
「疾患に対して予防的」という評価が加えられた。
その結果、郡ごとの健康評価は「心疾患による死亡率」のデータと明らかな相関を示した。
さらに、教育や肥満、喫煙など、長く定説となってきた「10の危険因子」を合わせたデータよりも
「ネガティブなTweet」は心疾患の死亡率を予測する因子として精度が高いことが明らかになったという。
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://healthpress.jp/2015/03/twitter.html