京都市が開会中の2月市議会に提案している
「動物による迷惑等の防止に関する条例案」が論議を呼んでいる。
犬や猫のふん尿被害を防ぐため、無責任な餌やりなどを禁止し、従わない場合は罰則を科す内容だが
ペット愛好家らは「適切に餌やりをしている人たちの行動まで制限する」と反発している。
条例案に関して寄せられた市民意見は3千通以上にものぼり
ペットなど動物に関する関心の強さをうかがわせている。
市によると、市内の保健センターに寄せられた犬や猫のふん尿被害は
2013年度は671件、12年度は1003件。
飼われている犬や猫のほか、野良猫による被害もあるという。
市は野良猫の繁殖とふん尿被害を減らすため、10年度に「まちねこ活動支援事業」を始めた。
地域住民3人以上で野良猫を世話する活動団体を作り
町内会長らの同意を得て、トイレや餌やりの場所を決める。
市家庭動物相談所で避妊や去勢の手術を無料で施し、地域で管理する。
13年度までに90地域が登録し、計583匹が手術を受けた。
それでも被害は後を絶たず、条例提案に踏み切った。
北区の自営業の男性(64)は近くの住民が野良猫への餌やりを
始めた4、5年前からふんや尿の被害に悩まされた。
昨年、地域で市のまちねこ活動支援事業に応募した。
4、5匹に手術を受けさせ、被害は減ったという。
「被害はほぼ毎日で、広範囲に及んだ。
餌やりしている住民に注意するのが怖くてできない人も多い」と話す。
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以下ソース
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150309000128