従来の診断方法には時間がかかる
現在エボラ出血熱の診断に使われているのは
エボラウイルスの遺伝子物質を特定するポリメラーゼ連鎖反応という高度な技術だ。
それを行うためには、患者の血液を研究施設に送らないといけない。
正確な診断方法だが、時間がかかる。
それにエボラ出血熱が流行している地域ではなかなかそういう施設がない。
しかし、今回MITの研究チームが発表したのは、まったく異なる診断方法だ。
妊娠の検査に使われるほか、最近では連鎖球菌咽頭炎などの
バクテリア系感染症の診断にも使われる手法である。
しかも、従来の紙片テストによる診断では、1回に1種類の病気しか検査できなかったが
今回MITが開発したものは、カラーコードを使っていくつもの感染症を判定できる。
サイズによって色が変わる銀でできた三角形のナノ粒子を使うことで、それが可能になったというのだ。
赤とオレンジと緑のナノ粒子が、エボラ出血熱、黄熱病、デング熱の抗体検出に割当てられている。
そこに患者の血清を触れさせると、検出された抗体の色が表れるようになっているのだ。
それは肉眼で見てもわかるし、もし色覚障害があったとしても
写メで誰かに見てもらえば十分判定できるという。
画像等
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://nge.jp/2015/03/09/post-97747