アップルのスペシャルイベント「Spring Forward」より。実質上の新シリーズとなる新型MacBookに続いて、アップルはMacBook AirシリーズとPro Retina 13インチのアップデートも発表しました。特徴は、CPU(とGPU)をBroadwellこと第五世代Core iシリーズへと更新した点。
従来機と比較した際の主な強化点は、Broadwellの特徴であるGPU速度の向上など。
またPro Retina 13インチのみですが
トラックパッドがフォースクリックに対応したバージョンへと変更され
さらにバッテリー駆動時間も延長されています。
MacBook AirのCPUは1.6GHzの2コア版Core i5。
CPU部の基本クロックが旧モデルに比べて200MHz上昇しています。
GPUは実行ユニット数(EU)48基のIntel HDグラフィックス 6000へと変更。
旧モデルが搭載するHD 5000(UE40基)より20%アップしました。
さらにオプションでは、基本クロックが2.2GHzと高いCore i7も選択可能です。
合わせてThunderboltポートもアップデート。Thunderbolt 2となり、最大20Gbpsと高速化しました。
ただし価格は、ドル円レートの改定もあってか旧モデルから上昇。
11インチの廉価版(メインメモリ8GB、128GB SSD)は10万2800円と、と旧モデル比1万4000円アップ。
上位版(4GB、256GB SSD)は12万6800円と1万8000円アップです。
13インチでは、廉価版(8GB、128GB SSD)は11万2800円と、やはり1万4000円アップ。
上位版(4GB、256GB SSD)は13万6800円と1万8000円アップです。
MacBook Proは、Retina 13インチのみがアップデートされました。
ともすれば中途半端な印象もありますが、実は15インチが搭載している4コアCPUのBroadwell版は
まだインテルが正式発表していないという事情があります。
なお余談ですが、Broadwellの4コア版を搭載するPCとしては、VAIO Z Canvasが5月発売を予定しています。
さて、新Retina 13インチは、CPUの世代交代により
GPUは実行ユニット数(EU)48基のIntel Irisグラフィックス 6100に変更。
旧モデルが搭載するIris 5100(EU40基)より20%アップとなっています。
またCPU部の基本クロックも、旧モデルに比べて100MHz上昇しています。