焼身自殺未遂の過去で韓国左派も「相手にできない」
キム容疑者は運動家として経歴のなかで、韓国保守団体の襲撃を受けた過去を持つ。
それは、脳に損傷を受けるほどの深刻な傷だったという情報もある。
また、同じ左翼運動家の中からは、「うつ病で精神を病んでいた」
「過激すぎて相手にできない」などと言った証言も散見される。
「キム容疑者が過去に政府への抗議のために焼身自殺を図ったことは、韓国社会ではすでに広く知られている。
非常に極端な人物なんです。
今回の事件は、冷静かつ正常な思考をできなくなった活動家の
突発的な凶行というのが正しい結論ではないでしょうか」(前出の韓国軍OB)
それでも懸念されるのは、米韓の外交関係の同盟関係だ。
例えば、韓国『朝鮮日報』は米国で嫌韓感情が巻き起こり、2国間の同盟関係に亀裂が入ることを憂慮している。
韓国政府にとっては由々しき問題であることに変わりはない。
「今回の事件で米韓関係に亀裂が入るのではという意見もありますが、実際は逆。
中東などでは米大使が殺されることも珍しくありませんし、オバマ政権は北東アジアのパワーバランスを案じ
外交的、軍事的関係をより一層深める動きを見せるはずです。
そう考えると、北朝鮮が今回の事件を仕向けたというのは、ますます現実味がない。
米韓の乖離が目的だったとしたら、まったく反対の結果を生む訳ですから。
まぁ、今ごろ米国に駐在している韓国大使は平謝りだとは思いますが」(同)
今回の事件は、米政府が中国の台頭を牽制しながら、北東アジアの外交
特に日米韓の同盟関係を強化しようとする大局の中で起きた事件でもある。
米韓の同盟関係が“雨ふって地固まる”状況になるとして、日韓関係はどのように変化していくのか。
ひとつのターニングポイントとなりそうである。
(取材・文/中川武司)
画像等
http://i.imgur.com/4QEtLLT.jpg
以下ソース
http://dmm-news.com/article/924622/