いくら食品にかんする情報が公開されても、消費者から「それ、本当なの?」という疑問が入ったとすれば
ある種の人たちにとってはその情報自体に価値を持たれなくなってしまいます。
データの改竄や間違った生産者の名前が掲載されている可能性がゼロではない以上
もっとも重要なのはデータの客観性と検証プロセスの可視化であると彼らは主張します。
その点で言えば、情報提供者は商品の情報以前に、その信頼感をいかにして担保するのかが重要なのかもしれません。
究極的には信じるしかない?
本調査に答えた30代の主婦は、スーパーに並んだ食品情報にかんして以下のようなコメントをしています。
「厳密に言えば、生産者の顔が見えることとその野菜が品質的に安全であることには関連がないとも言えます。
私が通っているスーパーで野菜生産者の顔と名前が実は違う、なんてことはないと思いますが
情報の根拠を辿れるほど私たちは時間も知識もありませんから、究極的には信じるしかないのかもしれません」
いずれにせよ、リスク管理と情報の信頼度をいかに高めていくかについては
消費者・生産者ともにさらなる努力が必要なのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年2月13日(金)~2月16日(月)
対象:全国20代〜60代 男女1500人
(文/しらべぇ編集部・高梁孝太郎)
以下ソース
http://sirabee.com/2015/03/07/20690/