ドイツの大衆紙BildamSonntagの取材に応じたAppleのティム・クックCEOは1日
自動車の開発に関する質問に対してはコメントを断り、代わりに次のように答えている。
「売上げや市場シェアや利益はどれも二次的なものだ。
重要なのは、優れた製品の開発に集中することだ」
自動車メーカーはまだ戦いをあきらめたわけではない。
多くのメーカーは、自らをハイテク企業へと変身させるための取り組みに多額の投資を行っている。
Daimlerのディーター・ツェッチェCEOは先日
「未来の自動車の開発をめぐる競争はまだ当分終わらない」と語り
IT企業がどのような役割を担うことになるのかもまだ定かではないとの見方を示した。
「GoogleなどのIT企業はこの動きに加わりたいのであって、自ら自動車を生産したいわけではないはずだ」と
同氏は指摘し、次のように続けている。
「こうしたIT企業がわれわれ自動車メーカーにとってどの程度まで相補的な存在で
どの程度まで依存できる相手であり、どの程度のライバルになるのか。
われわれはそうしたことを見極めた上で自分たちの役割を見つける必要がある」
現代の自動車の発明者とされるDaimlerは目下、新しいタイプの顧客サービス「MercedesMe」を展開中だ。
ライバルのBMWも新しい車載サービス「ConnectedDrive」に力を入れている。
ConnectedDriveでは、最新の交通情報を入手したり、“インフォテインメント”
(情報とエンターテインメントを融合させたもの)を利用したりできる他、エアバッグが作動した際の
緊急サービスへの通報などもサポートされる。
Renaultのカルロス・ゴーンCEOは2日、スペイン・バルセロナで今週開催されるモバイル業界の展示会
「MobileWorldCongress」に登壇してから、ジュネーブのモーターショーに向かう。
これも、自動車メーカーとIT企業との融合を顕著に示す1例だ。
GMの欧州部門であるOpelもジュネーブモーターショーでは、新車の発表より
車載インフォテインメントシステム「OpelOnStar」の発表に力を入れる。
以下ソース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/06/news080.html