テストで使ったピックアップトラックは、遠方からエンジン部分を狙うため
後部を持ち上げられた状態に固定されました。
そして走行中のシチュエーションを再現するためエンジンを始動し、ギアも入れられた状態に置かれました。
標的から約1.6kmの地点に設置した出力30kW の ATHENA が発したレーザー光線は
わずか数秒でピックアップトラックのボンネットを溶かし、内部のエンジンブロックを破壊。
映画のような派手な爆発こそなかったものの、みごと走行不能な状態にしてしまいました。
Breaking Defence によると、ロッキード・マーチンの上級研究員、Rob Afzal は
現在のATHENA システムの出力を2,3年の間に300~500kWにまで高めたいとしています。
また、100kW以上の出力があれば無人偵察機や近距離に迫った巡航ミサイルの撃墜も可能になるとのこと。
ロッキード・マーチンは今後も ATHENA システムの高出力化を図り
軍用機やヘリコプターから船、トラックなどに搭載可能なバリエーションの開発を進めていくとしています。
しかし、複数の光源の光を合成し、1点に集中して発射する ATHENA のしくみを考えると
まるで映画『スター・ウォーズ』に出てくる宇宙要塞「デス・スター」が発するスーパーレーザーのように思えてなりません。
画像等
http://i.imgur.com/5cs5LXi.jpg
http://i.imgur.com/x9fyzPm.jpg
以下ソース
http://japanese.engadget.com/2015/03/05/athena-1-6km/