使わない余計な機能より、もっと大切な部分を重視したい方に。
「マーケットの主流はセルフィースティックや湾曲ディスプレイなどに注目していますが
私達は全く別の、携帯の持つ根本的な問題の解決を目指しています。
それは、プライバシーとセキュリティです。」
セキュリティに注目したスマートフォン、Blackphone 2のローンチの際
Silent CircleのMike Janke氏はそう答えました。
そして、それは単なる宣伝文句ではありませんでした。デザインに装飾はありませんが
セキュリティを極度に重視した機能が備わっています。
まずはハードウェア。5インチの本体にフルHDのスクリーン(表面はゴリラガラス3で守られています)
プロセッサは64bitのQualcomm Octa-core プロセッサで、3GBのRAMを積んでいます。
バッテリーは換装可能な3060mAhバッテリー(Quick Charge機能付き)で
メモリーの拡張用にmicroSDXCに対応しています。ここまではスタンダードと言えますね。
興味深いのはソフトウェアの方で、3GBのRAMが真価を発揮するのはここからです。
搭載しているOSはAndroidですが、企業用に特化し、高度なセキュリティを誇る
Silent Circle製PrivateOS 1.1がOSの上に位置しています。
独自のUIは「Spaces」と呼ばれ、携帯の各アプリやサービスを個別に区分して暗号化する事が出来ます。
これは言わば仮想化システムで、Blackphone 2の内部で仮想のデバイスを複数動作させ
それぞれのアプリやサービスに別々のログインから同時にアクセスできます。
例えば、会社の書類やコミュニケーションのためにEnterprise Spaceをセットアップし
プライベートなメールや写真用にPersonal Space
そして携帯そのものの為のシークレットモードとも言うべきSilent Spaceが存在します。