>>7
そうそう
幽霊は男の家の前で降りた
>>7
そうそう
幽霊は男の家の前で降りた
車で一人旅をしていたときの話。
夜中山道を走ってると、道のど真ん中に女が突っ立ってんの。
一目みて幽霊だって確信したけど、無視するわけにもいかないし
「す、すみません……。危ないですよ……?」
って震えながら声かけた。
こんな場所で何してるか、事情を聞いてもはっきりしない。
でも会話はしっかりできるし、もしかして普通の人間か……?
きっと、彼女は自殺しようとしてたんだ。
とりあえず車に乗せて、ここから遠ざかるべきだと思った。
車を走らせて数分後、景色も変わらないうちに、彼女は「ここで降ろしてください」と一言。
俺が「でも……」と食い下がっても降ろしてってきかないもんだから、半分やけになって「なら勝手にどうぞ」って降ろしてやった。
後にこの武勇伝を知り合いに話したいがために、適当に車を停めて俺は彼女の後を追った。
彼女は道なき道をさも土地勘があるかのようにスタスタ歩いて行った。
5分くらい歩いた先に、小さな小屋がポツンと建ってた。
「あぁ、あそこで死ぬ気かな」
案の定、彼女は中に入った。
静かに近付くと、その小屋には窓ひとつないんだよ。
中を覗きたくて、どうしたもんかと迷ってたら……あった。
扉が古いタイプなのか鍵穴が普通より大きい。
俺は中を覗いた。
中はただ、赤かった。
>>10
それ後日談
やっぱ有名なのかこの話
とてもやかましい店だったため、
耳栓替りにパチンコ玉を左右の耳に詰めた。
ところが耳の奥に詰め込んだため抜けない。
耳掻きで取り出そうにも隙間がない。
知人が勤めるある企業の研究室を訪れた。
以前、実験用に超強力な電磁石があると聞いたから。
知人は呆れ返り「簡単に抜けるから、大丈夫」と言う。
装置の磁石の所に、右耳をつけた。電磁石のスイッチを入れる。
言葉どおり、磁石は超強力で、瞬時に磁石に引き寄せられた。
その後、カキーンカキーンという衝突音が研究室に響き渡ったのである。
1年間寝たきりだった姉がとうとう死んだ。
医者は最善を尽くしてくれたから感謝してる。
代金は要りませんってどんだけいい医者なんだろう…
「お疲れ様、頑張ったね」
姉にそう話しかけ抱きしめると、
苦しみから解放されたように軽かった。お疲れ様。
小学校に入る前の娘と遊園地に行った
入り口には看板が貼ってあって、『楽しんでね』 と書かれていた
まだ字が読めるようになったばかりの娘が、まじまじとその看板をみていて微笑ましかった。
ジェットコースター、観覧車、コーヒーカップ、と色んな乗り物に乗ったが、
しかしどうにも娘はそわそわして楽しんでいる様子がない。
俺はせっかく遊園地に来たんだから入り口に書いてあるようにしないと駄目だぞ、
と言うとやたら暗い顔になる まだ遊園地は早かったのかもしれない・・・。
仕方ないから帰ることにした
そして娘はその日自殺した
俺は今でも自分を許せない。
>>21
正解
『楽 しんでね』→『しんでね』
花売りの少女なんて、童話みたいだろ。
でもうちの近所に、路上で花を売ってる女の子がいるんだ。
まだ10歳くらいかな。
ランドセル背負って、国道脇で切り花を売ってるのがけっこう可愛らしくてね。
あの道、峠を攻めに行く車がよく通るから、排気ガスがすごいだろ。
なのに笑顔で頑張ってるんだよ。
聞くと、お母さんが病気だから、少しでも家計の足しになるように、って自分で思いついたらしいんだよ。
値段も格安なんで、このあいだ買ってみたんだ。
安いだけあって、あまりもちはよくなかったね。
ちょっと文句言ってみたら、月曜日に仕入れることが多いから、その直後なら新鮮なんだってさ。
子どもなのに、大変なんだろうな。
なんだか心配になっちゃったせいかな。このところ、寝ていてうなされることが多いんだ。似合わないことをするもんじゃないね。
今週は日曜に仕事が入ってるってのにさ。