安価でSS書くわ #51

51ジャスパー◆3VwoWSjoHw:2015/03/12(木) 21:34:21.19 ID:qZafbA7R

???「……もう、はやく起きなさいよ!」

ガキ「……?」

???「こらガキ!」

ガキ「な、なんだよ……」

???「なんだよじゃないでしょ全く……!どうもすみませんうちの子が……」

店員「いやティッシュに謝られても」

ガキ「なつみちゃん……」

なつみちゃん「あんたどうして万引きなんか……。私、失望した……!あんたをこんな子に育てた覚えはないッ!」

ガキ「……なつみちゃんが起こしてくれたの?」

なつみちゃん「まぁね……。詳しいことは帰ってから……」

ガキ「……」

マスター「どうもご迷惑おかけして……。本当に、本当にすみませんでした……」

ガキ「ジジイ……」

なつみちゃん「ほらあんたも謝りな!」

ガキ「……」

ガキ「……サーセンデシャ」

店員「……まぁこちらとしても、当人が謝罪して、更正してくれるなら大事にはしませんがね」

マスター「本当ですか……!ありがとうございます……。帰ってキツく言って聞かせます……」

店員「……くれぐれも、今後犯罪に手を染めないように!では」

ドアバタン

ガキ「……ふぅ。チョロいもんだな。言葉って便利」

なつみちゃん「あんたちょっとは反省しなさいよ……」

ガキ「……」

マスター「帰るぞ」

ガキ「……怒んねーの」

マスター「……怒られたいのか?」

ガキ「いや……」

なつみちゃん「……」

ーーーーーーーーーー

カランカラン

なつみちゃん「たっだいまー!」

ガキ「相変わらず客いねーんだな」

マスター「……」

ガキ「んで……。どうして俺が捕まってるの知ってんだ。店員から連絡でもいったのか?」

マスター「いや……」

ガキ「じゃあどうして」

なつみちゃん「私よ」

ガキ「……え?だってなつみちゃんティッシュじゃん」

なつみちゃん「いやそうだけど。私はガキにこれまで何度も食べられたわよね?」

ガキ「うん。俺の成長の証だね」

なつみちゃん「だから……なのかはわからないけど、私はあんたの夢の中でも、私としての意識があるの」

ガキ「……でもなつみちゃん溶けちゃったじゃん」

なつみちゃん「ティッシュの部分はね。でも挟まれたキャバクラのカードは生き残ってたの」

なつみちゃん「喋ることはできなかったけど、あんたと……夢魔?の会話を聞き取るくらいはできた」

ガキ「……」

なつみちゃん「それをお爺さんに報告したら、血相変えてここを飛び出すんだもん。びっくりしちゃった」

マスター「……」

ガキ「ジジイ……お前……」

マスター「……」

マスター「これは、我が家の運命なのかもしれんのう……」

ガキ「どういうことだ……?」

マスター「話すべき……じゃろうのう。お前の両親のことを……」

ガキ「……」


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