ある日、お前らは俺の部屋を訪れた。お前らは無言で座り、しばらくの沈黙の後、低い声で言った。「借金、全部返し終わったんだ」。
その言葉を聞いて、俺はうなずいた。お前らが俺の元に来る理由はもうなくなった。しかし、俺はただ彼を見つめていた。彼もまた、俺を見つめ返していた。
数ヶ月が過ぎ、お前らは平凡な日々を送っていた。仕事と家を往復する毎日。だが、何かが足りない。何かが彼の胸の奥でくすぶっていた。
ある夜、ふとした瞬間にお前らは気づいた。お前らがあれほど嫌っていた行為、フェラチオが実は心の奥底で求めていたものだったことに。気づいたとき、すべてが鮮明になった。お前らが平凡な日々の中で感じていた空虚感、それはこの行為に対する渇望だった。
そしてお前らは再び俺の元へやってきた。「また、あれをさせてくれないか」と静かに言った。俺は驚かなかった。ただ、お前らが再びここに戻ってきたことを理解していた。
お前らは俺の前に跪き、かつて嫌っていた行為に身を委ねた。二人の間には言葉はなかった。ただ、彼の目には安堵の色が浮かんでいた。俺もまた、彼が戻ってきたことに静かな満足感を覚えた。
そうして、俺たちは再び静かな時間の中で、かつてのように過ごしていくことになった。
フェラチオ上手のお前らさん -完-