水を圧縮すると1GPaで氷になって2GPaで氷VIIになるけどさ #11

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2024/07/05(金) 01:33:25.29 ID:wageqqdw

細かいとこ不正確かもだけど要約してみたよ


氷は様々な構造を取る 見つかった順にローマ数字で番号が振られていて、今は少なくとも20種類の氷が見つかっている

水を1GPaの高圧で圧縮すると氷になる(補足:これは我々にとって馴染み深い冷凍庫の氷(氷Ih)とは違う構造の氷(氷VI)なので「水→氷で体積が増える」などの性質を持つとは限らない)
さらに2GPaまで加圧すると氷VIIというまた別の構造の氷になる 氷VIIでは酸素原子の間にある水素原子がどちらかの酸素原子のほうにランダムに寄っているということが分かっていた
さらにさらに加圧していくとやがて氷Xという構造の氷になり、氷VIIではどちらかに寄っていた水素原子が氷Xでは酸素原子間の真ん中に位置するようになると予想されていた

今まではこれを証明するための中性子回折実験という実験が不可能だった それほどの高圧に耐える入れ物がなかったからである
しかし愛媛大学が開発したナノ多結晶ダイヤモンドというすごい素材のおかげで中性子回折実験ができるようになり、氷Xの水素原子は酸素原子間の真ん中にあるということが証明された

この技術を応用すると地球や惑星の氷の性質をさらに詳しく調べられるようになるであろう
ワクテカが止まらない

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