店に入ると以前とは違い、レジで注文、決済をしてから席で呼び出されるのを待つスタイルに変わっていた。
頼むものは決まっていたが、事前情報で現在は肉の量が減っており
「アタマの大盛」なるものを頼んでようやく昔の通常の量であるということだったので
アタマの大盛をダブルで頼んだら肉肉感たっぷり楽しめるんじゃね?と考えたのである。
この考えが間違いであったのだが、この時点では思いもよらなかった。
ゴリラ「すみません、アタマの大盛をさらにアタマの大盛で頼むことってできますウホ?」
店員「アタマの大盛2つ分ってことですか?」
ゴリラ「え?あ、はい、そうウホ」
店員「かしこまりました」
店員「アタマの大盛お二つで○○円になります」
ここで金額に違和感を覚えるものの、後ろに三人ほど並んでおりプレッシャーを感じたため
イレギュラーな注文だから高いのか?などという超解釈回路が脳内で作動し店員を問い詰めたりはしなかった。
支払いを済ませ、呼び出しブザーの端末を渡され、お冷を確保し適当な席に着く。
NEPのスレ一覧を更新し、スレの並び順が微動だにしないことを確認しながら待つ。
ほどなくしてブザーが鳴り、受け取りカウンターに行くと予想外の光景が待ち受けていた。
そこにはどんぶりが乗ったトレーが二つ並んでいたのだ。
店員「アタマの大盛お二つです」
ゴリラ(は?どうしてこうなった?いやまあ二つだけど・・・)
ゴリラ「お、オパソキヌス!いたたきますウホ」
その後、未だ嘗てないスピードで牛丼を掻き込み、逃げるように店を後にするのであった。
お家に着いてインターネッツに聞いてみると、どうやら「アタマの大盛」はオプションではなく並盛大盛といったサイズ一種のなのだとか。
ニホンゴムツカシイネ!もう人間のやってる店は怖くていけない。
次はゴリラがやってるっぽいカレー屋に行く!