以下見どころ
> ボケ、本当に奴隷が人間だと? o demens, ita seruus homo est?
女上司がいかにも言いそうなせりふ
> いつも大量の涙が、いつも持ち場に待機していて、
> どんなふうに流れ出ろと命じるのか、その女を待っている。
これは今でいうぴえニスト
> あなたが叫ぼうが、海と空を取り違えようが、私は人間だ」
「私たちは人間です!」と叫ぶ女を見るといつもこの一節が思い浮かんで笑える
> オカマであることを公言した男が住んで遊んでいて
オネエの占い師を女は信用しがち
> 女がいつも貧乏な隣人たちを捕まえて、懇願するその人たちを鞭でめった打ちにする
女は貧乏人を人間だと思わない
> 銭で腹の中の人間たちを殺したりできる
アメリカで子殺しが禁止されて憤慨しまくってる女たちを思い浮かべよう
> 夫の死をもって雌の子犬の命を守りたがるだろう
morte uiri cupiant animam seruare catellae.
これなんかは真理を簡潔に表現していて暗唱するのによろしい
> というのも、俺ら(男)の喜びの、何と少ないことか nam quantula nostra uoluptas!
こういうのは二千年前のローマと男女平等な現代だけの悩みなのか
男が強かった良き時代というものがあって
そのころは違ったのかというとそうではない
これは1918年の本
https://en.wikisource.org/wiki/Juvenal_and_Persius/Juvenal%27s_Satires_Summarised
十何個もあるユウェナリスの詩全体の概説のうち
半分くらいを割いてこの六番のすばらしさが語られている
昔はよかったなどと考えてはいけない
昔も悪かった
二千年前も百年前も今もいつの世も変わらず女はこんな感じだった