解体新書だよ
これが読めたら杉田玄白と肩を並べたも同然だ!
《処女膜》 (maiden-fleece)。これによって子宮への道が
時に完全に、時に一部、塞がれている。
時にそれは円形であり、
時にそれは半月状である。
もしこの膜が破られたら、これから
《ミルトス状の肉襞》 (myrtus-like pleats) が生じる。
Vesalius と Columbus と Fallopius と Pareus は、
嫌疑をかけられた未婚女性たちの
処女膜の存在を引き、十分なものとみなした。
他方で Pineus と Spigenus と Ruysch と Heister は
処女性の[複数の]証拠のうちの一つとしてその存在まで考慮に入れている。
私自身も1724年、
ある16歳の女性に、
とても明確に丸い円形の膜を認め、
そして私の聴衆に示した。
それは今日もまだ私の観察下にある。
Breslau 集
1724年8月IV類19番を参照のこと。
この膜が高齢の処女に認められないことがままあることには
さまざまの理由があり得る。
だからもしそれそのものがなくても、
そのようなことを処女性の侵害の証拠とみなすことはできない。