女は口による悪行により幽霊に生まれ変わりました
寝起きする洞穴も家もなく、青黒い死体の肉に憑依して
痩せこけて肋骨の浮いた裸を晒しながら
飢えと渇きに駆られて
人の吐いた痰や首をはねられた罪人の血を舐めていました
五代後の孫であるサーリプッタに彼女は助けを乞いました
話を聞いたマガダ国王ビンビサーラが都の四方に寺を建立して
彼女への供物として僧伽に食い物・飲み物・着物を布施しました
そのとたんに食い物・飲み物・着物が女のもとに現れました
身を清めて鮮やかな衣に身を包んだその女にモッガラーナは会いました
「サーリプッタの布施により、今や私は何の恐怖もなく喜んでいる
世にも憐れみ深い牟尼を拝みに、私はやって来たのだ」
すなわちお盆の起源です (petavatthu/ubbarivaggo/sāriputtattheramātupeti)