はい
はい
果たして
メスガキの群れ
おい、ステテコビッチはやくしろ
メスガキの貴重な産卵シーン
メスガキの塊
メガスキ
カキにはいろいろな種類があり、繁殖方法も卵で生まれる卵生と、幼生で生まれる卵胎生とがある。マガキやイワガキは卵生であることから、当然雌雄異体であり、雄と雌が存在する。
ところで、マガキが性転換することは昭和の初期に確認されている。これは栄養の状態や年齢に関係しているようである。つまり、生殖を終了した秋季から冬季には生殖巣を顕微鏡で観察しても雄か雌かの判断がつかない。生殖巣が次第に発達する初夏になるとようやく雄と雌が顕微鏡で判別可能となるが、このどちらかの性は一生貫かれるのではなく、前の年の餌(えさ)の摂(と)り具合によって、栄養の豊富な個体は雌に、不足した個体は雄になるとされている。
また、年齢の高いものほど雌になる率が高いとされている。イワガキに関してはこのような研究が少なく、多くの知見はないが、センターで平成10年度のものについて調査した結果、6月に30個体中1個体の生殖巣の中に卵と精子の基になる両方の細胞が認められた。つまり、雌雄同体のように見えるが、これは生殖巣が発達していくと、どちらか一方の性(おそらく雌)になるもので、性転換の途上にある極めてまれな例であり、このことからもイワガキも性転換する可能性が大きいものと考えられる。
ちなみに、7月以降の検査ではこのような両性を持った個体は見つかっていない。なお、最近話題となっている環境ホルモンによる雄の雌化と、このカキの性転換とはなんら関係がないことはもちろんである。
http://www.pref.akita.jp/akisuise/umi/umi_04.html
おっさんはメスガキになりやすい