吉田洋一のルベグ積分入門は:
・式変形は暗算でほとんど追える
・無味乾燥な定理の羅列ではなく語りが入っている
・問には解答がついている
・Rという具体例だけで長々と積分を論じた後抽象化するという展開
抽象化するところは "III 章の定理の証明は |・| を |・|_g に置き換えればすべてあてはまる"
のような書き方で飛ばしていくので嫌な人は嫌かも
・意味不明な誤植は記憶にあるものだけで2箇所はある
○位相空間論的な連続写像の定理で「~の上への写像」はたぶん「~の中への写像」が正しいと思う
○X の太文字と細文字を区別しなければいけないところで区別がない状態が数ページ続く
あとこれは普通なのかもしれないが積分の値域に ±∞ を許すので慣れるまでは式変形を追うのが大変
例えば x+a = y+a から x = y を導いてはいけない (x=1, y=2, a=∞ の可能性あり)