教科書でもめて殺したってやべぇな #6

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2019/07/07(日) 09:40:59.04 ID:IkIBjx5h

「少年の日の思い出」   これはあの大作家ヘルマン・ヘッセが書いた短編で、国語の教科書に載っていた短編です。  日本では80%以上の中学の教科書で取り扱い続けているすごい話です。

■■【あらすじ】■■   ある少年の趣味はチョウの収集。  彼は情熱をもって蝶の収集をしている。  ある時、珍しいコムラサキ蝶をとらえた。

その美しい蝶を誰かに見せたい気分になり、得意になって、隣に住む先生の息子、エミールに見せにいく。

エミールは「非の打ちどころがない」という少年たちにとって気味の悪い悪徳を持っていて、彼も蝶の収集をしていた。

収集は貧弱だが、こぎれいにしているのとばらばらになった蝶をつなぎ合わせるすさまじい能力を持っていた。

そのエミールに見せると、彼は専門家のように鑑定し、いくらくらいと値踏みしたうえで、細かくチェックし、触覚の長さが違うとか足が数本ないとかいろいろ批評した。  「私」は傷つき、もう獲物をみせないと誓った。

■■■  ある時、そのエミールがヤママユガという非常に珍しい蝶をとらえたという噂を聞いた。  「私」にとって、そのヤママユガがアイドルであり、どうしても見たくなってエミールの家にいった。

彼がいなかったので、黙って彼の部屋に行くとそのヤママユガがあった。

見ているとどうしてもほしくなって、私はポケットに入れて、一度は帰ろうとするが、強力な罪悪感にさいなまれそれを返そうとするが、なんとチョウはポケットでつぶれてばらばらになり、羽は粉々、触覚はなくなってしまう。

そのまま置き、自宅に帰るが私は強力に後悔し、母に告白すると「今日のうちにエミールに謝り、自分の持ち物をどれでも差し出すから許してくれといいなさい」といわれる。

私はエミールに会い、告白し、謝罪する。  するとエミールは私を責めず、チェッと舌うちをしてこういう。  「そうか。つまり君はそういうやつなんだな」

責めもせず、ののしりもせず、ひたすら軽蔑をした目でみるエミール。

私は自宅に帰ると母も責めず、ただ抱きしめてくれた。  そして私は部屋に帰り、チョウをすべて指で押しつぶして破壊した。  【おわり】

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